<2008年9月例会教育より>

「ブックレポートとブックレビュー 」
< ブックレポート >

目的<   ある本を取り上げ、その本の手短な紹介をします。
      人になぜこの本を読んでもらいたいかを述べます。

準備  1.既に読んだことのある本で人に勧めたい本を述べます。
       著者・発行年月日・出版社・価格・どこで入手できるかの情報を把握します。
       著者についての情報と本の背景と時代について説明します。
     2.本を見せてわくわくさせる様な紹介をする計画を立てます。
     3.著者の文体の短い抜粋を1文か2文選び、中心となるテーマを手短に説明します。
       構想と主な登場人物、あらすじについて簡潔に述べます。
     4.何故この本を薦めるのかという理由を挙げます。

プレゼンテーション
     1.自信を持って話しましょう。声を出してスピーチの練習をしておきます。
       タイムを計っておきましょう。
     2.課題を楽しみましょう。
     3.教育とは自分が勉強することですと井上委員長さんに教わりました。
     4.新入会時のオリエンテーションで勉強や調べたことを「人に伝える」こともありますと
       メンターの常田さんの言葉も思い出しながらお話しました。教育の時は本を何冊も
       読みますとも伺いました。

< ブックレビュー >

目的   建設的な論評をする為の練習です。
      レポートの読んでもらいたい手短な紹介と違って、ある特定の書籍を何故自分が
      好むのか、好まないかについて明快で筋の通った理由を提示します。

準備  1.主題について完璧な知識を持って下さい。その本の著者・作家としての最も興味深い
       特徴や、どうしてその本がその作家の代表作であるのか、あるいはないのか等に
       ついて簡潔に論じます。
     2.あらゆる細部にまで論評しないで、重要な登場人物の簡単な描写、際立つ箇所に
       ついてのみ詳細に述べます。
     3.わかり易い言葉であなたの意見を述べて下さい。
       本の一部分を引用する時は、あなたの主張を具体的に示す興味深い部分で
       なければなりません。
     4.批評家の意見も参考にしてあなたのスピーチがあなた自身の論理的な考察による
       判断であり、あなた自身の意見であるという印象を人に伝えるものでなければ
       なりません。


2008年9月19日 京都クラブ例会教育 堂下瀞子作成
参考資料 ITCマスターマニュアル / 村松友視著「幸田文のマッチ箱」

door戻る