<2006年9月例会教育より>
「 パネルフォーラムとは 」
 「パネルフォーラム」

パネルディスカッション
討論会などの発言予定者(パネラー、パネリスト)が特定の問題について 聴衆の前で行う討論会、座談会。

フォーラムディスカッション
forumとは古代ローマ市にあった集会用広場。転じて集会所。 特定の話題に対して、出席者全員が参加して行う討論、またその方式。 集団的公開討議という。

京都クラブ10月例会のパネルフォーラムはパネルディスカッション +フォーラムディスカッションとして行う。


現在の学校教育においては、議論スキルを身につけるトレーニングや 議論のルールについて学ぶカリキュラムはない。 議論スキルを高めることは、自分が誰かと議論する場合だけでなく、他人の 議論(書かれたものも含めて)を冷静に分析することにも役立つ。

議論の効用
議論のあり方を考え知ることにより、刺激的な知的興奮を得られる。新聞記事、ニュース、テレビ討論などがより分析的に把握できる
議論を通して"自分を知るチャンスが得られる"。議論は常に相手を必要とするものと考え勝ちだが、意思決定するそのプロセスにおいては、自分自身が議論の相手となる場合が多い。「議論とは何か」を考える上で、自分の物の見方、考え方を発見し、それに直面することに繋がるある種の自己発見。
日常的な議論からよりフォーマルな議論までの幅広い議論のうちから、時と場合、内容と程度に合わせて適切な「議論レベル」を選択できるようになる。

議論スキル
質疑応答する時の基本的ルールである議論スキルが満たされているかどうかの基準。
1.発言者の主張が明示されているか。
2.発言者の主張が何故主張として成り立つかを示す根拠や証拠を提示しているか。
3.隠された根拠に関する言及があるか。
4.主張への飛躍のし過ぎはないか。
5.質疑応答において、聞かれている事に答えているか。
1.2.は最低限の議論スキルでこれをクリアすることを条件とする。

以上が議論スキルの基本的ルールです。議論スキルを身につけ、議論に強くなりましょう。
2006年9月15日京都クラブ例会教育 米澤良子作成
参考資料 福沢一吉著 「議論のレッスン」
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