<2019年4月例会教育より>

「リーダーシップとは」
リーダーシップとは、人を引っ張っていく力の強いことばかりを言うのではありません。 また声の大きい人、行動の派手な人のことをいうのでもありません。 リーダーに求められる基本的なことは、
    @ 良く聴くこと、伝えることができること
    A 人より多く学ぼうとする姿勢
    B 一緒に仕事する人たちを育てることができる
    C 決断力がある
ITC-J で役員や委員長になるということは、大きなトレーニングのチャンスを与えられたということです。 感謝して役目に取り組みましょう。

★ リーダーとしての説得力を身につけるためには
    @ 人に正しく理解させる為の伝え方として 分かりやすい言葉で/短いセンテンスで簡潔に要点を明確に/5W2Hを必ず入れる。
    A 指示を伝えるときには適切なスピードで話す。ややゆっくり目のほうが分かりやすい。
    B ポイントを繰り返して言いましょう。
・ 褒め方としては、人の前で褒める/その場で褒める/何が良かったか/小さなことでも見逃さずに /評価を反映させる/成果だけではなくその過程への努力も取り上げます。

・ 咎め方は、人の前で咎めない/咎めるときは1対1で言います。
細部にこだわり過ぎない/事実のみを取り上げる/言葉を選ぶ これは大切です。

★リーダーとして備えるべき資質とは
    @ 公平であること
    A 忍耐強さと説得力のあること
    B 問題を分析する力・情報処理判断ができること
    C 集団の協調性を守る
    D 人を奮い立たせる力を持つ
    E 使命感をもっていること・事をやり抜く志を守ること
    F 議事法を身につける・・これはあらゆる場面で役に立つ必要なテクニックです
    Gユーモアのセンス  などがあればもっと良い。
★会議におけるリーダーシップとしては:

役員会・委員会を開くときに最初にするべきこと
    @ アジェンダを作成する。スピーチの場合はレジュメを作る。
    A アジェンダに沿って進行すべき内容を自分自身が納得するまで確認していく。
    B 関係者への連絡・・誰と誰に情報が行き渡っていなければいけないか、漏れはないか
★委員長になった時には:
    @ 委員会の歴史を先ず調べること・・今までに何が行われ、何が良かったか、 何が効果的であったか、何が必要かなどを知る。
    A 委員会としての任務・目標を正しく把握する。
    B これから始めようとしている委員会の計画を立て、方針を確立する。
    C 委員たち個々の状態を良く知り、その活動に打ち込めるかどうかに配慮する。
    D 委員たちが期間中にその委員会の任務を良く理解し、その重要性を認識し、 活動の内容を身に付けるように委員の育成に努める。
★例としてプログラム委員会を考えてみましょう
    @ プログラム委員長になった時は: 上記の基本的な事柄を先ずきちんと頭に入れた後、少なくとも最近10年間に行われたプログラムを調べる。
    A 過去のプログラム役割担当者をチェックする(一覧表が引き継がれている)公平を保つ為に 誰が何を引き受けて何を体験したかを知る。
    B バランスの取れたプログラム、トレーニングに効果的なプログラム、とは何かを考える。
クラブ全体として不足しているプログラムがないか、マンネリ化していないかを調べ、 全てのメンバーに効果的に割り当てる。

★儀典委員会の仕事としては:
    役職に敬意を払い テーブルの配置/プレイスカードが正しく置かれているか、 ゲストのネームカード作成/テーブルの座席表/配布書類の確認/飾り付け(特別会合などの時)/ 特別プログラムの変化による変更の確認/役員会やプログラム委員会の指示を守る。
★ITC-J会員として身につけるべき規則:
    ・ ピンのつけ方(ピンは左、名札は右胸に)
    ・ 服装は、決まったドレスコードはありませんが、T.P.O.にふさわしい清潔なもの、ブラウスと スカートで出席できる会です。但し正面席に座る場合は、品位ある服装を心掛けねばなりません。 メンバーがお手本にします。座っている姿勢も大事です。
    ・ 机の上に物を置かないこと。
    ・ 食事の時は会長が手を付けるのを待つ。
    ・ 乾杯はグラスを触れ合わさない、拍手も不要。
    ・ ゲストについては役職について十分調べて置き、失礼にならないようにします。
    ・ 品位を保つ。(常にメンバーが注目していることを意識する)

                                          以 上




2019年4 月15日 京都クラブ例会教育 常田道子作成

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