儀典について
儀典とは儀式を行うための決まりであって、一般的に認められている慣行に従うことです。
また、儀典とは指導的立場にある人への礼のつくし方や、敬意を払うための正しい作法を教え、すべてのレベルにおける正しい順序の手順と、会員相互の良い人間関係を助成するものです。
儀典によって役員に礼をつくし、ゲストやプログラム参加者に正しい敬意を表すことになるのです。つまり、儀典は役職に敬意を払うのであり、その人個人ではないということです。
儀典の任務は、舞台裏で行われます。一般の参加者が儀典に対して、気が散るような事がなければ、儀典は正しく行われているのです。

要するに
「儀典は、効果的なコミュニケーションを可能にするための正しいマナーと、良識の調和を会合にもたらします」 (以上、儀典マニュアル参照)

最高のもてなしをするために  儀典には会場設営や備品準備とともに、接待も大きな役目です。
近頃はあまり耳にしませんが、私が入会した頃にはみなさんが、ゲストの方々に「ようこそ」「ようこそ」という言葉を使っておられました。

「ようこそ」 これこそが接待の原点だと思います。限られた予算内での備品調達でも、最高のもてなしは、来賓やゲストの格付けに従った席次だけでなく、全てのゲストに対して、心から歓迎する意味をこめて「ようこその精神」で、お迎えしてこそ儀典の任務を遂行したといえるのではないでしょうか?

では「ようこその精神」の次には何が必要でしょうか?
それは「笑顔〜smile」です。ゲストを迎える儀典のメンバーの明るい笑顔により、お客様の気持ちもやわらぎます。心が顔に及ぼす影響には大きなものがありますが、トレーニングによっても、綺麗な笑顔を作ることができます。

2007年5月18日例会教育 「儀典について」 米澤良子作成
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