<2006年4月例会教育より>
「 評 価 」
評価とはITCの学習の、目標達成への重要なポイントです。
人は誰でも、自分の行ったことに対して、「これでよかったのか もっと良い方法があったのではないか。」と考えます。
それは、自分のことを客観的に見ることが出来ないからです。 自分の姿さえ自分で見ることが出来ません。鏡の前ではじめて見ることが出来ます。その鏡の役目を果たしてくれるのが評価者です。
おまけに、その鏡はその人の自分で気づかなかった長所や短所を指摘し、言葉にして教えてくれるのです。それが向上の糧となります。
もし、ITCの訓練の中に評価がなければとても気楽です。 でも、それは他の多くのグループのように、やりっぱなしで後でいろんな人が その人のやり方を評価します。その声は本人には届きません。


評価者になれば
1.まず事前に、その例会のビジネス、教育、プログラムなどで何が行われるのか、時間の配分などを調べておきます。
2.議事運営法の基本やスピーチの技術などを研究しておきます。
3.例会中、よく注意して客観的に聞き取ります。 タイムスケジュールに沿って、簡単にメモをとります。
4.心得としては、人に対する真摯な関心と敬意、客観性を持ち、    評価を受ける人のプライドを尊重するが、心をこめてその人のために 役に立ちたいと願う心を持つこと。
5.発表するときは、落ち着いて、自信、好意、ユーモアのなかに 評価を具体的に、どういうところが良かったのか、改良するにはどうすればよいかを分かりやすく伝える。


評価を受ける人は
1.評価を謙虚に受け止め、自分の向上に役立てる。
2.評価者も評価の訓練をしている一人の人と受け止める。


会員は
1.次に参加者になったときの為の貴重な勉強とする。
2.自分の評価と比べてみると気が付かなかったところを発見する


2006年4月21日京都クラブ例会教育 大野三恵子作成
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