<2006年3月例会教育より>

教育 「Discussionについて」
1.Buzz Session (バズ セッション) ーおしゃべり会議ー
蜂がブンブン言うように活発に意見をかわす討論会。多人数を小グループに分けて、10分位の間に同じテーマで順番に発言する。全ての人に参加(発言)させるのが狙い。
2.Brain Storming (ブレイン ストーミング) −集団思考ー
創造的な何かを引き出すために個人で限界のあるアイディアを集団の中で集中的なデイスカッションによって思考を発展させるのを目的とする。
・独創性と想像力が自由にその場を支配する雰囲気を作るように心がけること。
・3つの段階により完成される。
第1段階;無批判という気楽な環境のなかで自由に思いつきやアイディアを発展する。
第2段階;提出された多数のアイディアを徹底的に評価し、種類や重要性に応じて分類する。
第3段階;整理された多数のアイディアを特定のメンバーが再検討し、実用性を考慮しながら結合させたり、修正したりして具体化させていく。
この討論は新商品開発などのためによく行われる。

3.Circular Response (サーキュラー レスポンス) −円形応答ー
座席は円形にして自発的な発言者から始め、一人1分位で時計廻りに発言する。順番外の発言はダメ。モデレーターが要約する。
4.Round Table Discussion (ラウンド テーブル デイスカッション) −円卓討論ー
あるテーマに関して全員がテーブルを囲んで討論する。一つのテーマをあらゆる角度から考えてみることを目的とする。参加者は自由に自発的にそして会話風に話す。しかし、一人で会話を独占したり、私的な発言はさけること。モデレーターは各段階ごとに区切り、短い要約を述べ最後に全概要をまとめる。
5.Debate (ディベイト) −論争ー
いかに相手を言い負かすか、聴衆に自分達の議論が相手チームよりすぐれていることを納得させることを目的とする奇数のジャッジが判定し、勝敗を決める。オレゴン方式、オックスフォード方式、ラウンドロビン方式などがある。
6.Panel Discussion (パネル ディスカッション)−陪審討論会ー
特別の知識や能力を持った人3〜6人がきちんと構成された討論を聴衆の前で行う。モデレーターとパネルメンバーは必ず事前の打合せを行い、聴衆に正しく理解してもらい、物事には異なった見方があるということを認識してもらうことを目的とする。発言は自然な会話風のものが望ましい。モデレーターは最後に全体の概要をまとめる。
7.Symposium (シンポジューム) −討論会ー
学術経験者や専門家が一つのテーマのもとにそれぞれの見解を講演形式で発表する。スピーカー間の討論は無い。聴衆も専門家の場合が多い。各種学会、専門家会議などがその例。
8.Forum (フォーラム) −公開討論ー
これは特定の討論名称ではなく、パネル ディスカッション、シンポジュ-ム、講演会などに引き続き聴衆全員とパネルメンバーやスピーカーが意見の交換や質疑応答を行う討議の形式を言う。例えば、パネルフォーラム、シンポジュ-ムフォーラムというように名称される。
9. Audience Reaction Team (オーディエンス リアクション チーム) −聴衆の反応ー
モデレーターはなく、1人のスピーカーに対して沢山の聴衆の中、3〜5人が質問をし、答えてもらう。例えば、首相記者会見などがその例。
10.colloquy (コロキィ) −談話ー
モデレーターの指導のもと、テーマについて専門家と聴衆の数名の代表が気楽に議論する。


2006年3月17日 京都クラブ゙例会教育 立石峯子作成
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